大学では優秀だったけど、
企業にいったら、全く目立たなくなった、
という人がいます。
また、企業では力を発揮できなかったが、
大学ではうまくやっていける、
という人もいます。
一概には言えないかもしれませんが、
優秀な研究者は、企業でうまく成果を出せる人です。
もちろん、優秀な研究者は、企業でも大学でも良い評価を得られるはずです。
先にも述べたように、
大学での研究成果は、与えられたテーマの運によるところが大きいです。
そこに甘んじて、結果を出すことだけに注力してしまった場合、
研究者としての考え方は見に付いておらず、
与えられたことをしっかりこなすだけの人間になってしまいます。
もちろん、与えられた仕事をしっかりこなすことは大切ですが、
それは、優秀な研究者として当然のことです。
大学でダメだったけども企業ではうまくいった、
と言う人たちは、
結果が出ない中で、
何が原因でうまくいかないのかを考え、
どうやったらうまくいくかを工夫し続け、
粘り強くがんばってきてる人達です。
ちなみに、運よく良いテーマをもらった人が上記努力をした場合、
研究者としての能力以外に、大きな自信もつくので、
さらに素晴らしい研究者となることがあります。
そして、これらは考えていくと、
履歴書や面接で、何をアピールするべきか、
ということもだんだん明らかになってきます。
つまり、ひたすら良い研究結果を述べることに意味はなく、
どうやって研究を進めてきたか、をアピールすれば良いのです。
偶然にも良い結果が得られている場合には、
「私は研究テーマに恵まれ良い結果が得られましたが、
これに関しては運が良かっただけで、私が重要だと思ったのは、、」
などと述べることができれば、
相当良い印象を与えることができると思います。
私だったら、ぜひそんな人を採用したいな、と考えます。
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